「Makedo Toolkit」の背後には、家で働くデザイナーが子供たちの想像力豊かな遊びに必要な「道具」を求められる日々から生まれました。盾やヘルメット、動く吊り橋付きの城塞など、子供たちが現実の世界で自分たちの想像を具現化するための支援が欲しかったPaul Justinは、この「Makedo Toolkit」を生み出しました。
このツールキットは、創造性、批判的思考、コミュニケーション、協力といった学習に不可欠な要素と一致しています。子供たちが自然に学ぶ傾向、つまり「作りながら学ぶ」を促進します。
「Makedo Toolkit」は、カードボードを創造的に構築するためのツールのシンプルで再利用可能なシステムです。カスタマイズされた3つのツール、Safe-saw、Scru、Scrudriverを使って、4歳からの子供たちが安全にカードボードを切ったり、穴を開けたり、カードボードの層をしっかりと繋げることができます。
このツールキットは、男女問わず、年齢層も幅広く、全てのスキルレベルの個人やグループが、見つけたカードボードで何でも想像できるものを作るために設計されています。
カードボードを創造的なプロジェクトのための材料として使うことは新しいアイデアではありません。しかし、はさみや刃物、テープなどの一般的なツールを使ってカードボードを作ることには、制作者に対する安全リスクや作成自体の機能的な制限があります。それらは、大人の介入なしに若いメーカーが達成できることに制限を設けてしまいます。
このプロジェクトの焦点は、若いメーカーが安全かつ直感的にカードボードを使って自分のアイデアを具現化するためのツールを開発することにありました。
このデザインは、2017年のA' Toys, Games and Hobby Products Design Awardでプラチナを受賞しました。プラチナA' Design Awardは、世界クラスの、特異な、非常に革新的なデザインを認識し、プロフェッショナリズムと天才を示し、社会の福祉に貢献します。これらの賞は、芸術、科学、デザイン、技術の境界を押し広げ、卓越した優れた成果を発表し、世界をより良い場所にします。
プロジェクトデザイナー: Paul Justin
画像クレジット: Makedo
プロジェクトチームのメンバー: Paul Justin
プロジェクト名: Makedo Toolkit
プロジェクトのクライアント: Paul Justin